シチュエーションごとのネクタイの選び方のポイント!

ネクタイを着用する際に、意外と悩むのがネクタイカラーです。実は、ネクタイカラーには意味があって、選ぶカラーによって与える印象も変わります。ここでは、ネクタイカラーの意味と共に、シチュエーションごとにおすすめのカラーをご紹介します。是非、カラー選びの参考にして下さい。

ネクタイカラーが与える印象とは?

ネクタイ

ブルー系

ブルー系は、知性、冷静さ、誠実などの印象を与えます。このカラーは、年齢問わずに幅広いビジネスマンが利用できるカラーであることをはじめ、就職活動においてもブルー系ネクタイは定番です。また、同じブルー系であっても、色の濃淡で違った印象を周りに与えることができます。
たとえば、薄いブルーは若々しくフレッシュな印象、深いブルーや濃紺は落ち着きのある知的な印象を与えます。さらに、ブルー系はどんなカラーのスーツとも相性が良いので、ブルー系ネクタイは何本か持っていると使いまわしが効きます。ビジネスシーンにおいて、デイリー使いできるカラーといえます。

レッド系

レッド系は、アクティブ、活動的、情熱的などの印象を与えます。このカラーは、積極的に仕事で自分の個性を主張したい時や、難しいプレゼンを行った時など、勝負ネクタイとしても有効的です。自分の情熱をアピールすることができるので、周りから注目を集めることもできます。

イエロー系

イエロー系は、明るさ、社交的など快活な印象を与えます。このカラーは、営業マンや接客業を行うビジネスマンが着用していることが多く、相手へ親近感を与えることができます。常日頃、明るい方が身につけることも良いですが、周りから暗い印象を持たれがちな方も、ネクタイをイエロー系に変えて印象をイメチェンしたい方にもおすすめです。

ピンク系

ピンク系は、優しい、温かさなど包容力のある印象を与えます。また、少しこなれ感を引き出すアイテムでもあります。ビジネスシーンでの着用もOKですが、結婚式やパーティなど社交場で活躍できるアイテムといえます。なので、少し周りと差をつけて注目度を上げたい方にはおすすめです。

グレー系

グレー系は、成熟、落ち着き、柔軟性などの印象を与えます。このカラーは、主に30代以上のビジネスマンにおすすめです。もちろん若者でもOKですが、フレッシュな若手には地味な印象に映る場合もあるので注意しましょう。グレー系ネクタイは、主張が少なく周りに溶け込むカラーなので、相手の警戒心を解く効果があるともいわれています。なので、関係の深くない取引先との仕事で、グレー系ネクタイを身につけるのも良いでしょう。

ネクタイカラーを選ぶ意味

通常、ネクタイカラーを選ぶ際には、スーツのジャケットやパンツの色や、自分のスタイルに合わせて、それに合ったネクタイを着用しますよね。しかし、ネクタイカラーの選択によって、相手が受ける印象は大きく変わります。首元につけるネクタイというのは、対面した際に最初に目が向くポイントでもあります。なので、ネクタイカラーで相手に与える印象が決まるともいえるのです。色が持つ意味を理解しておくと、自分のスタイルはもちろん、ビジネスシーンに適した理想のネクタイカラーを選んでいけることにも繋がります。

シチュエーション別におすすめしたいネクタイカラーとは?

ネクタイ

ビジネスシーン向けのネクタイカラー

ビジネスシーンでは、クライアントへの第一印象がポイントでもあります。なので、ネクタイカラーは、「クライアントへどんな印象を与えたいか」で選ぶのがおすすめです。ビジネスシーンでよく使用されるスタンダードカラーには、印象を左右する心理効果が発揮されます。たとえば、ブルーや深いネイビーというのは、ビジネスシーンで汎用性が高いカラーです。深いブルー系は誠実、礼儀、知的など、落ち着いた印象を相手に与えることができます。この心理効果は、真面目で信頼できるイメージを持ってもらえるので、信頼できるビジネスバートナーと認識されやすくなります。

また、ブルー系に入る水色は、水や空などを連想させるカラーなので、爽やかさ、清々しさ、清潔感などを演出できるので、好感を持ってもらいやすくなります。さらに、レッド系は、情熱的でパワーを感じさせるので、どうしても決めたい商談や外交など、勝負に出る際に着用すると前向きな姿勢をアピールすることができます。そして、自分自身のモチベーションアップにも繋がるカラーと言えます。

コミュニケーションを円滑に進める際におすすめのカラー

プライベートや接待など、コミュニケーションを円滑に進めたい時には、シーンごとに合ったネクタイカラーを選んで、相手と距離を縮めることができる効果があります。たとえば、ピンク系ネクタイは、女性とのコミュニケーションを取る際におすすめです。ピンクというのは、身に付けることで優しさや温かさを感じさせ、柔和な人柄を演出できます。なので、デートやスーツのカジュアルダウンに最適です。また、イエロー系は、明るく元気なイメージであったり、気さくで面白い雰囲気を演出できたりするカラーです。なので、ポジティブで親しみやすい印象を与えることができます。

活用シーンには、華やかな業界での就活、接待で気軽さを出したい、そんな時におすすめです。さらに、グリーン系は、ナチュラルカラーの1つでもあり、安定した気持ちにさせる効果があります。なので、リラックスしながら気負わないコミュニケーションを取れるでしょう。初対面の方の緊張を解す、トラブルなく商談を進めるなど、そういったときには効果的です。

フォーマルシーン向けのネクタイカラー

慶事や弔事の際には、「一体どのようなネクタイを選べば良いか?」迷う方は多いです。特に、結婚式などお目出度い席では、ネクタイカラーも白やグレーでは堅い印象に映ります。なので、婚式ではその場に合わせて、華やかな印象を持たせてあげることが、素敵に身につけるポイントになります。派手カラーで主張するより、控えめなカラーで素材の質感にこだわると上品に映ります。たとえば、同じ白ネクタイでも光沢感のあるタイプにしたり、シルバーやゴールドなどのカラーでゴージャス感を演出したり、パーティーシーンに相応しい装いになります。

また、パステルカラーのネクタイにして、明るく晴れやかに決めるのも一つです。一方、仕事で関係する方の結婚式の場には、カラーが控えめな白やグレーを着用するが無難でおすすめです。そして、葬式の際には、弔意を示す黒ネクタイがマナーです。ネクタイは光沢や模様のないものを着用しましょう。ちなみに、ネクタイの結び方ですが、ディンプル無しのスタンダードな結び方が決まりです。

まとめ

ネクタイ

ここでは、ネクタイカラーの意味と共に、シチュエーションごとにおすすめのカラーをご紹介してきましたが、いかがでしたか?スーツスタイルに欠かせないネクタイは、カラーの選別次第で印象を様々に演出できます。ネクタイカラーの持つイメージや意味を理解した上で着用すると、よりシーンに適したネクタイを選ぶことができますよね。ここでご紹介したカラー選びを参考に、シチュエーションごとに着用を楽しみながら、また、マナーをわきまえた装いで、スタイルを決めていきましょう。また、家族や友へネクタイをプレゼントしようと検討中の方も、是非、参考にしてみて下さい。